顧客の目線に立つために、
設計担当の私ができること

K.A

バルブシステム事業部バルブ技術部 設計3グループ設計 / 2017年入社

製鉄所用バルブならではの設計を意識する

私は現在、パイプに接続されるバルブの設計を担当しています。バルブと聞くと、上下水道用のバルブをイメージするかもしれませんが、私が担当している製品は主に製鉄所向けです。パイプの中を有毒ガスや高温の流体が通るため、上下水道用とは仕様が全く異なります。外部漏れに強いバルブや耐食性の高いバルブなど、顧客の要望を踏まえつつ、最適な仕様を考えるのが私の役目です。営業担当者とお客様を訪問することも多く、地方出張が入ることも少なくありません。

にぎやかで、和気藹々とした雰囲気の職場

私が所属する部署はいつも冗談が飛び交っているような職場で、にぎやかな空気に包まれています。とくに設計3グループは私の同世代が多いため、ちょっとした雑談がいい息抜きに。上司や先輩は温和な人ばかりで、度々飲み会を企画してくれます。親しみやすい雰囲気は業務においても変わらず、仕事でわからないことは気軽に質問できます。若手時代に何度も救われた経験があるので、私も後輩の話には親身になって耳を傾けるようにしています。

若手社員でも活躍するチャンスが巡ってくる

少数精鋭のグループということもあり、若手でも早いうちから大きなプロジェクトを任されます。私の場合は、入社3年目にその機会が巡ってきました。製鉄会社・大学・クリモトの3社が連携したプロジェクトで、ある特殊なバルブを共同開発することに。試行錯誤の連続でしたが、開発の過程で業界の枠を超えた結束力が育まれました。4年の歳月を経て、とうとうバルブが完成。その成果をまとめたレポートが社内の「研究成果発表会」で優勝を獲得し、二重の喜びを味わいました。

コストを意識して、設計の精度を上げる

現在は、設計だけではなく見積もり業務も学んでいます。製造にかかる工数やコストを正確に把握し、設計業務に活かすことが狙いです。実際、見積もりチームに指導を仰いだり、過去の実算書を読み返したりすると、今まで考えたこともなかった切り口が見えてきます。視野を広げるという意味では、今後はもっと製品の導入現場に足を運ぶ機会を増やしていきたいです。私たちの製品が置かれている状況を知ることで、顧客目線を踏まえた設計が追求できると思うんです。

DAILY SCHEDULE 1日のスケジュール

  • 08:00

    出社、第2工場へ移動

    自分が設計したバルブを確認し、組み立てにくいところは無いか、現場の方と意見交換します。

  • 09:00

    メールの確認

    技術的な問い合わせメールに対して、回答をします。

  • 09:30

    設計検討

    部品の強度計算や駆動装置の選定、組立時に部品が干渉しないかなどCADを使って確認します。

  • 11:00

    打ち合わせ

    自分が製図した図面をもとに組み立て時に不具合が発生しないかなど、各部署の方々とデザインレビューを実施します。

  • 12:00

    昼休み

    住吉工場内の食堂で、同期と楽しく昼食をとっています。

  • 13:00

    製図

    強度計算結果や、デザインレビューでもらった意見をもとに図面を作成します。

  • 15:00

    見積業務

    担当したバルブに関する見積もり計算をおこないます。

  • 16:45

    退社

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