バルブシステム事業部 VALVE
SYSTEMS

安心を明日へと紡ぐ、 要になる。

パイプ内を通る流体を制御するうえで、バルブは欠かすことができません。製造の一端を担うバルブシステム事業部は、生産一貫体制を敷き、あらゆる要望に対応。官需、民需、海外に向けて手堅く事業を広げ、クリモトで独自のポジションを築いています。

豊富なラインナップが事業部の強さに直結する

バルブとは、パイプを通る流体をせき止めたり、流量を調整する「弁」のこと。バルブシステム事業部はこのバルブの設計から据付(設置)までの業務を一貫して請け負っています。「バルブ」と一口に言っても、形状や機能は用途によってさまざま。例えば、バタフライ弁であれば、円筒の中にあるディスクを90度回転させて流体を制御します。そのほか、表面処理によって耐久性を高めたソフトシール仕切弁や、災害や事故発生時に管路を遮断する緊急遮断弁など、ラインナップは50種類を超えるほど。

事業部全体の取り引きでいうと、浄水場や下水処理場などを対象にした官需分野と、電力メーカーや製鉄メーカーを主体とする民需分野に大別できます。製品の多くはお客様の要望をもとに形づくられたものですが、クリモトが独自開発したバルブも少なくありません。軽さと堅牢性を兼ね備えたバタフライ弁「白蝶」(はくちょう)シリーズもそのひとつです。オールステンレスをいち早く採用したバルブで、開発から40年近く経過した現在も広く支持を集めています。
また、近年では輸送や現地状況から大口径バルブを分割型で製作する独自の技術を確立し、お客様からも評価を頂いています。

上下水道一体整備をさらなる飛躍の足がかりに

バルブシステム事業部の最大の強みは、大量生産・個別生産のいずれの生産方式にも対応できる点にあります。一般的な仕様に沿った在庫を保有しながらも、依頼があればお客様の要望と真正面から向き合う――。その過程で技術力が磨かれていき、直径50mmの小型弁から、大人の身の丈を優に超える大型弁まで手がけるようになりました。こうしたカスタマーファーストのマインドが事業部内に根づいており、社員一人ひとりの原動力になっています。

官需分野と民需部門で事業をバランスよく展開している点もバルブシステム事業部ならではの特徴です。この事業構造によって、景気の波に左右されにくい環境が築かれています。1980年代から続いている海外との取り引きも堅調で、北米や中東、オセアニアなどに事業を展開中。また、再生エネルギー関係のバルブも水力を中心に大きな柱です。そのほか、国土交通省が2024年から進めている上下水道一体整備も事業部にとって大きな転機となるでしょう。ほかの事業部との連携を強め、今後の需要拡大に臨まなくてはなりません。

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