パイプシステム事業部 PIPE
SYSTEMS

人と社会の命脈を守る、大黒柱。

パイプシステム事業部は1909年の創業以来、上水道を始め下水道・農業用水・工業用水など多様な分野で水インフラを支えています。
主力製品である「ダクタイル鉄管」は地震や土砂崩れなどの自然災害に強く、強靭な水道管路構築に貢献しています。

100年以上もの長い間、公衆衛生および国土強靭化をサポート

創業した明治時代は全国で十分に水道が整備されておらず、人々はいつでも水が使える環境を求めていました。そのような状況のなかで、栗本鐵工所は鋳鉄管の製造を通じ、全国民に水がいきわたる衛生的な環境づくりに寄与しました。今日では鋳鉄管を改良した「ダクタイル鉄管」を製造しています。その耐震性や強靭性、耐久性などがお客様からも高く評価され、全国の上下水道事業体などで積極的に採用いただいています。

現在の日本は、水道業界の尽力もあり、世界でも数少ない「全国どこでも水道水が飲める環境」が整っており、世界一の水道システム構築に成功した国と評価されています。今後も水道業界の維持および発展を目指し、ダクタイル鉄管の製造や技術面でのサポートを通じ、ダクタイル鉄管の魅力を広く発信しつつ、いつでも、どこでも安全に水の使える環境維持に邁進していきます。

“次の100年”を見据えて、新天地に舵を切る

パイプシステム事業部は大阪本社や在阪工場、全国各地の支店などを含めて約550名が所属しています（2024年1月時点）。職種や専門性、個性はさまざまですが、全員が水インフラを支えているというプライドを持ちつつ、謙虚な姿勢を忘れずに、事業部全員で日々業務に向き合っています。
その甲斐もあり「栗本鐵工所」の名は、水道業界で広く知られています。

近年、上下水道業界では多発する地震や自然災害への対策として、管路の更新が急務となっています。その流れを受けて、当社はこれまでに培ったノウハウを活用し、設計から施工までを一括して担当する「デザインビルド方式」を積極的に展開。更新のニーズに応えるとともに、上下水道業界のさらなる活性化に貢献していきます。そして、製造メーカから総合システムメーカに変換し、今後もさまざまなサービスの提供に注力してまいります。加えて、CO2排出量の削減など、社会的責任を果たせる企業への成長を加速させます。