建材事業部
CONSTRUCTION
MATERIALS
空調のパイオニアから、建材のスペシャリストへ。
建材事業部は、空調・土木・建築・消音の分野における建設資材を供給。空気調和に用いるスパイラルダクトのパイオニアであり、長きに渡り業界を牽引してきました。新市場の開拓を目的に若手主導のプロジェクトも進行中です。
自社物流を活かして、建設現場の必需品を供給
建材事業部はその名のとおり、建設資材にまつわる製品の製造・販売を行っています。事業部は空調・土木・建築・消音の4部門から構成されており、それぞれに専任の営業担当者や製造担当者などを配置。空気調和用のダクトや設備配管の通り道を確保するワインディングパイプ、ごみ処理場の防音壁などを提供しています。事業の特性上、建設業者や工事会社とのやりとりが多く、消音部門では、騒音調査や分析などを担当することもあります。
国内にある商業施設やオフィスビルの多くは、円筒型のスパイラルダクトによって快適な空気を居住スペースに届けられています。じつは、スパイラルダクトを日本で初めて製造・販売したのがクリモトなのです。1957年に生産がスタートすると、工業化されたスパイラルダクトの均一化された品質、建設現場の生産性向上が認められ一気に普及しました。全国7カ所にある工場が配送拠点となり、受注から納品までがスピーディー。競合他社にはマネできない、全国ネットワークの強力なデリバリー体制を築いています。
事業部一丸となって、建材市場に新たな波を起こす
建設業者や工事会社にとって、工期の遅れは許されないことです。工期が迫っていると、工事資材の即納を希望するケースも珍しくありません。つまり、迅速な対応はそれだけで価値につながるのです。そのため、建材事業部では営業担当者や生産管理部門の担当者が現場レベルで意思決定するように促しています。ベテランの営業担当者ともなると、お客様の一歩先を見据えた提案も可能に。社員の意見を尊重する風土が醸成されているので、若手でも早いうちから判断力が養われます。
今や建材市場は、成熟した状態にあります。需要の回復を待つばかりでは、やがて時代に取り残されてしまうでしょう。業界全体の成長を底上げするためには、供給側から潜在的なニーズを掘り起こしていかなければなりません。建材事業部も新たな市場を開拓するべく、若手社員を中心とした新規事業の創出チームを発足しました。その一環として、社員たちが技術やノウハウを共有できる機会を設け、“化学反応”が起きる土壌を目指しています。