素形材エンジニアリング事業部
MATERIALS
AND
MACHINERY
磨きあげた技術で、あらゆる課題を超えていく。
素形材エンジニアリング事業部では、長年培ってきた金属材料技術と破砕技術をベースに耐熱・耐摩耗鋳物、破砕・選別機器、鉄道車両用ブレーキディスク、海砂採取・浚渫用ポンプなどを提供。解決すべき多くの社会課題にも目を向け、業界のユーティリティプレイヤーを目指しています。
鋳物材料技術のノウハウが詰まった素形材
素材に熱や力を加えて成形した部品や部材のことを「素形材」といいます。一般の方には耳慣れない言葉ですが、金属、石材、ガラス……と、具体例を挙げるだけで枚挙に暇がありません。素形材はあらゆる産業と深く結びつき、経済基盤を支えているのです。素形材エンジニアリング事業部は独自の金属材料技術を駆使して、耐熱・耐摩耗用鋳物や鉄道車両用ブレーキディスクなどを提供。製鉄会社や電力会社、鉄道車両メーカーなどと厚い信頼関係を築いています。
鋳物部門やブレーキディスク部門だけではなく、破砕機部門も事業部のなかで大きなウェイトを占めています。1934年からスタートした歴史ある部門で、コーンクラッシャやジョークラッシャなどの破砕機を自社開発。岩石を砕いたり、さまざまな鉱物を粉砕する際に用いられ、多くの破砕場や石炭火力発電所などで導入されています。また、海外製の自走式破砕機も販売代理店として取り扱っており、砕石場だけではなく、災害復旧の用途でも活躍が期待されています。
業界のユーティリティプレイヤーになる日まで
素形材エンジニアリング事業部は、公共性の高い事業を幅広く手がけてきました。事業の性格上、成果が出るまでに時間を要することも多く、数年がかりのプロジェクトも珍しくありません。担当する社員に粘り強さが求められる分、完走できたときの達成感はひとしおです。部門によって活動領域は大きく異なりますが、日頃から社員同士で綿密なコミュニケーションを取り合い、切磋琢磨しています。破砕機には多くの鋳物部品が使用されているため、とくに破砕機部門と鋳物部門は密接な関係にあります。
カーボンニュートラルの実践や廃棄物の削減など、素形材エンジニアリング事業部の周辺には、さまざまな社会課題があります。これらの課題を解決する一助となるべく、素形材エンジニアリング事業部では既存事業の競争力強化と新技術・新製品の開発に注力しています。目指すは、社会の要望・課題に応え続けるユーティリティプレイヤー。その実現にあたり、部門間の横断はもちろんのこと、企業の壁を越えたプロジェクトも動き出しています。